ほいくのひと手帖

No.15

鹿児島市の保活

鹿児島市には、認可外保育施設の保育料を補助する制度があります!

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CHAPTER 01

鹿児島市には、認可外保育施設の保育料を補助する制度があります!

鹿児島市には、認可外保育施設の保育料の一部を補助する制度があります。所得や利用条件などを満たすと、認可保育所等を利用した場合との差額が、上限の範囲内で補助されます。

国の「無償化」とは別の制度で、自動的には支給されません。まず対象条件を確認し、利用施設へ申請の方法を聞いてみてください。

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1|認可外の保育料は、全額自己負担とは限りません

制度の名前は、「認可外保育施設保育料補助金」です!

認可保育所等を利用した場合に、その世帯が負担するはずだった保育料と、認可外保育施設へ実際に支払っている保育料を比べます。
その差額が、世帯の税区分や子どもの人数に応じた上限額まで補助されます。

鹿児島市の認可外保育施設保育料補助金について、認可外の保育料から認可保育所等を利用した場合の保育料を引いた差額が、上限の範囲内で補助される仕組みを示した図。

たとえば差額が月8,000円で、補助上限額が月11,000円なら、補助額は8,000円です。
上限額が11,000円でも、必ず11,000円が支給されるわけではありません。

ただ、認可保育所等に申し込んだけれど入れなかった家庭だけでなく、勤務時間などの事情から認可外を利用している家庭も、条件を満たせば補助を受けられます。

国の「無償化」とは別の制度です

3〜5歳児や、住民税非課税世帯の0〜2歳児などを対象とする国の無償化とは、制度も手続きも異なります。

この補助金は、国の無償化の対象ではない子どもが対象条件の一つです。
「無償化については聞いたことがあるけれど、この補助金は知らなかった」という方も少なくありません。

2|対象になるには、すべての条件を満たす必要があります

大まかには、鹿児島市に住む0〜2歳児クラスの家庭のうち、住民税を納めていて、所得が一定額未満の世帯が中心です。

ただし、年齢だけで決まる制度ではありません。
次の条件をすべて満たす必要があります。

  • 保育料算定に使う前年度の市民税所得割課税額が103,000円未満であること。指定の税額控除は適用しない金額で判定します。

  • 鹿児島市に住所があり、実際に住んでいること。

  • 就労(月60時間以上)など、認可保育所等の入所要件を満たすこと。

  • おおむね午前7時〜午後6時の間に、対象の認可外保育施設を利用していること。

  • 施設と月単位で契約していること。

  • 市県民税の滞納がないこと。

  • 子どもが国の幼児教育・保育の無償化の対象ではないこと。

  • 施設が定員6人以上で届出済みなどの基準を満たすこと。企業主導型等の従業員枠・連携企業枠は対象外です。

求職を理由に補助を受ける場合、補助開始後3か月以内に就労しなければ、3か月経過後の補助は受けられません。

鹿児島市の認可外保育施設保育料補助金について、対象となるために確認する8つの条件を示した図。

「所得割額」は通知書だけで判断しにくいことがあります

所得割額は住民税の通知書で確認できますが、この制度の判定では、住宅ローン控除や寄附金税額控除などを適用しない金額を使います。

通知書を見て迷ったときは、鹿児島市保育幼稚園課へ確認するのが確実です。

※マイナポータルからも確認することができます!確認方法は別の記事で詳しく解説します。

3|補助額は「差額」と「上限額」の小さい方です

補助の上限額は、世帯の税区分、母子世帯等に該当するか、何人目の子どもかによって変わります。

鹿児島市の認可外保育施設保育料補助金の月額上限を、第1子、第2子、第3子以降と、世帯の税区分・母子世帯等に分けて示した表。

第1子の上限額は、一般世帯で月2,000円〜14,000円、母子世帯等で月16,000円〜18,000円です。
第2子は一般世帯で月12,000円〜18,000円、母子世帯等は月22,000円。
第3子以降は税区分にかかわらず月22,000円が上限です。

ここで大切なのは、これはあくまで上限額だということ。
実際に支給されるのは、認可保育所等を利用した場合の保育料と、認可外へ支払った保育料との差額までです。

世帯の税額や子どもの数え方によって判定が変わるため、「自分はいくらになるか」は施設または市へ確認してください。

4|企業主導型は、利用している「枠」に注意

企業主導型保育施設や事業所内保育施設では、同じ施設に通っていても、利用している枠によって対象かどうかが変わります。

企業主導型保育施設では、地域枠の利用者は補助対象になる可能性があり、従業員や連携企業の企業枠利用者は対象外になることを比較した図。

企業主導型保育施設を地域枠で利用している方は、この補助金の対象になる可能性があります。

一方、勤務先の従業員として利用する企業枠や、連携企業の従業員枠で利用している保護者は対象外です。

自分がどの枠で契約しているか分からない場合は、施設へ「地域枠ですか、企業枠ですか」と確認してみましょう。

5|申請は、要件を満たしてから3か月以内です

この補助金は、条件を満たしていても自動的には支給されません。

自分で申請し、受給資格の認定を受ける必要があります。

鹿児島市の認可外保育施設保育料補助金について、要件を満たしてから3か月以内の資格申請、認定後の交付申請、年度ごとの再申請という流れを示した図。

最初に、要件をすべて満たしてから3か月以内に「受給資格認定申請書」と「認可外保育施設利用状況証明書」、必要書類を利用施設へ提出します。
施設利用状況証明書には、施設代表者の押印が必要です。

資格が認定されると、交付申請書が届きます。
保育料の領収書または支払額証明書、振込先口座が分かる通帳等の写しを添え、再び利用施設へ提出します。

また、認定は年度ごとです。
一度申請すれば卒園まで続く制度ではなく、毎年度の申請が必要です。

施設から案内がない場合もあります!

書類は施設を通じて提出しますが、すべての施設が積極的に制度を案内するとは限りません。

認可外保育施設の利用が決まったら、こちらから「鹿児島市の保育料補助金の手続きはできますか」と尋ねてみるのがおすすめです。

鹿児島市の認可外保育施設保育料補助金について、対象かもしれないと思ったら利用施設や市へ確認してほしいという元担当者の助言を示した図。

今回のまとめ

  • 鹿児島市には、認可外保育施設の保育料の差額を補助する市独自の制度がある

  • 国の無償化とは別で、対象条件をすべて満たす必要がある

  • 補助額は、実際の差額と世帯ごとの上限額を比べて決まる

  • 企業主導型は地域枠なら対象の可能性があり、企業枠・従業員枠は対象外

  • 受給資格の申請は要件を満たしてから3か月以内。
    毎年度の申請が必要

制度や手続きは変更される場合があります。最新の条件やわが家が対象になるかは、鹿児島市保育幼稚園課か利用施設に聞いてみましょう。

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情報源・確認日

情報確認日:2026年8月29日

この記事を書いた人

上木寿人(ほいくのひと運営)
元鹿児島市役所職員。約20年勤務し、そのうち約5年間は保育行政を担当しました。
保育園入所事務、保活相談、施設監査、保育施設との調整などの経験をもとに、制度だけでなく園や先生の空気が伝わる情報を届けています。

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