ほいくのひと手帖

No.17

鹿児島市の保活

企業主導型保育園とは?仕組みから空き状況まで解説【鹿児島市版】

← 手帖トップへ戻る

CHAPTER 01

企業主導型保育園とは?仕組みから空き状況まで解説【鹿児島市版】

企業主導型保育園は、企業などが設置する認可外保育施設です。「地域枠」があれば、勤務先と関係なく利用できる場合があります。

申込み先は鹿児島市ではなく、施設です。対象年齢、利用できる枠、保育料、卒園後のことを順番に確認すると、自分の家庭の選択肢に入るか考えやすくなります。

気になるところから読む

1|企業などがつくる「認可外」の保育施設

企業主導型保育園は、国の助成を受けて、企業などが設置・運営する保育施設です。

2016年度に始まった制度で、従業員のさまざまな働き方に合う保育の受け皿を増やす目的があります。

制度上は認可外保育施設に分類されます。

ただ、「認可外だから基準がない」ということではありません。
職員配置や設備など、企業主導型保育事業の基準に沿って運営されています。

企業主導型保育園は国の助成を受けて企業などが設置・運営し、従業員枠と地域枠があることを示す図解

2|認可保育園とは、申込先と選考の仕組みが違います

認可保育所等との主な違いは、①施設へ直接申し込む、②選考方法と保育料は施設ごとに異なる、③地域枠があれば勤務先と関係なく申し込める、の3つです。

認可保育園は鹿児島市へ申し込み、仕事などで家庭で日中の保育が難しい理由(保育の必要性)や家庭の状況を点数で比べ、利用できる人を決めます。
この仕組みを「利用調整」といいます。

企業主導型保育園は、基本的に利用したい施設へ直接申し込みます。
選考方法も施設ごとに異なります。

認可保育園と企業主導型保育園の申込先、利用の決め方、保育料、施設の特徴を比較した図解

保育料は、施設ごとに確認を

企業主導型保育園の保育料は、施設が設定します。

国は、標準的な利用料の目安となる「利用者負担相当額」を年齢ごとに示しています。

  • 0歳児:月37,100円

  • 1・2歳児:月37,000円

  • 3歳児:月26,600円

  • 4歳以上児:月23,100円

この金額は目安です。実際の保育料や給食費、行事費などは、気になる施設に聞いてみましょう。

施設の雰囲気も、認可保育園とは違うことがあります

企業主導型保育園は、0〜2歳児を中心とした小規模な施設が多く、ビルや商業施設の中にある園もあります。

園庭がない施設もありますが、少人数ならではのアットホームな関わりや、独自の保育に力を入れている園もあります。

種類だけで、園の良し悪しは決まりません。

気になる園があれば、実際に見学して、わが家に合うかを確かめてみてください。

3|「地域枠」があれば、勤務先と関係なく申し込めます

企業主導型保育園には、大きく分けて「従業員枠」と「地域枠」があります。

従業員枠は、園を設置した企業や、利用契約を結んだ企業で働く方のための枠です。

一方、地域枠がある施設なら、その企業で働いていない家庭も申し込めます。

「企業の保育園だから、うちは関係ないかな」と思っていた方も、地域枠があれば選択肢に入ります!

地域枠の空きは、鹿児島市の一覧から確認できます!

鹿児島市は、企業主導型保育施設の空き状況を一覧で公開しています。
候補を整理するときにも確認できます。

鹿児島市|企業主導型保育施設空き状況一覧

無償化は、利用する枠で手続きが変わります

企業主導型保育園も、条件を満たすと幼児教育・保育の無償化の対象になります。

3〜5歳児は保育の必要性がある子ども、0〜2歳児は住民税非課税世帯で保育の必要性がある子どもが対象です。

従業員枠では、事業者が保育の必要性を確認するため、市町村から2号・3号認定を受ける必要はありません。

地域枠で無償化を利用する場合は、鹿児島市から2号・3号認定を受ける必要があります。

地域枠を検討するときは、空きだけでなく、認定の手続きも一緒に確認しておきましょう。

4|小規模だからこその良さも、施設ごとの違いもあります

企業主導型保育園は、認可保育園とは別の仕組みで申し込めるため、園選びの幅を広げてくれます。

夜間や休日に開いている施設など、働き方に合わせた保育を行う園もあります。

一方、保育料、開所時間、園庭の有無、保育方針、3歳以降の受入れなどは施設ごとに異なります。

だからこそ、条件だけで決めず、園のホームページや見学で日々の過ごし方まで見ておくことが大切です。

元担当者のひとこと

市役所の窓口にいて感じていたのは、ここ数年、企業主導型保育を選ぶご家庭が増えているということです。

認可保育園の結果が出てから探すのではなく、最初から並行して考えて大丈夫です!

早めに知っておくだけでも、園選びの選択肢がぐっと広がります。

5|申込み前に、5つを確認しましょう

気になる企業主導型保育園が見つかったら、次の5つを確認してみてください。

企業主導型保育園へ申し込む前に地域枠、保育料、開所時間、3歳以降、無償化を確認する図解
  1. 地域枠があるか

  2. 保育料と、保育料以外に必要な費用

  3. 開所時間・延長保育・行事

  4. 3歳以降も利用できるか

  5. 無償化の対象と、必要な手続き

「地域枠はありますか?」

「無償化を利用するには、どんな手続きが必要ですか?」

施設へ、そのまま聞いて大丈夫です!

まとめ|企業主導型保育園も、園選びの選択肢に

  • 企業主導型保育園は、国の助成を受けて企業などが運営する認可外保育施設

  • 認可保育園とは、申込先と選考の仕組みが違う

  • 地域枠があれば、勤務先と関係なく申し込める

  • 無償化の対象になるには、利用する枠に応じた確認が必要

  • 施設ごとの違いは、ホームページと見学で確かめる

企業主導型保育園は、認可保育園とは別の角度から考えられる選択肢です。

「うちも利用できるかな?」と思ったら、まずは鹿児島市の空き状況と、気になる施設の地域枠を確認してみてください。

関連記事

情報源・確認日

情報確認日:2026年8月29日

この記事を書いた人

上木寿人(ほいくのひと運営)
元鹿児島市役所職員。約20年勤務し、そのうち約5年間は保育行政を担当しました。
保育園入所事務、保活相談、施設監査、保育施設との調整などの経験をもとに、制度だけでなく園や先生の空気が伝わる情報を届けています。

ほかの手帖記事を読む →

園見学・職場見学

実際に行って、
自分の目で確かめてみませんか?

子どもを預ける場所として、働く場所として。
園の空気や先生たちの表情を、自分の目で確かめてください。

園の紹介・公式サイトを見る →

見学のご相談は、各園の公式サイト・お電話から。
入園のための見学か、職場見学かを伝えるとスムーズです。