ほいくのひと手帖

No.12

鹿児島市の保活

鹿児島市の認可保育所と認可外保育施設、何が違いますか?

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CHAPTER 01

鹿児島市の認可保育所と認可外保育施設、何が違いますか?

認可保育所と認可外保育施設では、制度上の基準、申込み先、保育料の決め方が違います。

ただ、「認可だからよい」「認可外だから心配」と、その区分だけで保育の良し悪しを決めることはできません。仕組みを知ったうえで、実際の園の姿を確かめてみましょう。

鹿児島市の認可保育所と認可外保育施設の違いを解説する図解。制度上の基準、職員配置や規模、保育料、園ごとの個性を、保護者と子どものイラストとともに紹介。

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1|「認可」と「認可外」の違いは、まず制度上の区分です

認可保育所は、施設の広さ、保育士の人数、給食設備など、国が定めた基準を満たし、都道府県知事などの認可を受けた施設です。

一方の認可外保育施設は、この認可を受けていない保育施設のことをいいます。

ここだけを読むと、「認可外には基準がないのかな」と感じますよね。

でも、認可外保育施設にも指導監督基準があり、行政への届出や立入調査の対象です。
「認可外=何のルールもない施設」というわけではありません。

認可保育所と認可外保育施設を分ける基準を解説する図解。認可は施設の広さ、保育士の人数、給食設備などの設置基準があり、認可外にも指導監督基準、届出、立入調査があることを紹介。

名前から受ける印象だけで判断せず、まずは制度上の違いとして捉えてみてくださいね。

2|職員配置や施設の広さには、基準の違いがあります

認可保育所には、子どもの年齢に応じた保育士の配置基準があります。

たとえば0歳児は、子ども3人に対して保育士1人が基準です。
このほかにも、保育室の広さや給食設備などについて基準が設けられています。

認可外保育施設にも指導監督基準がありますが、施設の規模や運営方法は園によってさまざまです。

認可保育所と認可外保育施設の職員配置、定員、給食の違いを解説する図解。0歳児3人に保育士1人という認可保育所の配置基準と、見学で確認したい職員数、子どもの人数、給食方法を紹介。

だからこそ見学では、次のようなことを聞いてみると安心です。

  • 子どもは何人在籍しているか

  • 普段は何人の職員で保育しているか

  • 保育士などの有資格者は何人いるか

  • 給食は園内調理か、外部からの搬入か

基準の数字だけでなく、実際の保育がどのように行われているかも見てみましょう。

3|保育料は、認可は市、認可外は施設が決めます

認可保育所の保育料は、保護者が園と直接決めるのではなく、市町村が世帯の市町村民税額や子どもの年齢などをもとに決定します。

鹿児島市の令和8年度の保育料は、0〜2歳児クラスで月額0円から66,300円。
保育標準時間か保育短時間か、第何子か、世帯の状況などによって金額が変わります。

一方、認可外保育施設の保育料は、それぞれの施設が設定します。
利用する曜日や時間、給食、送迎、独自の保育内容などによって料金の仕組みも異なります。

鹿児島市の認可保育所と認可外保育施設で、保育料の決まり方が異なることを解説する図解。認可は市町村、認可外は施設が金額を決め、鹿児島市の0〜2歳児の認可保育料は令和8年度で0円から66,300円であることを紹介。

「認可外は保育料が安い、または高い」。
それぞれの印象があると思いますが、必ずしも一概には言えません。

世帯の所得や必要な利用時間、園に求める保育内容によっては、認可外のほうが家庭に合うこともあります。

認可外保育施設の保育料が必ず高いとは限らないことを解説する図解。世帯の所得、必要な利用時間、求める保育内容によって、認可外の費用を割高または割安に感じる場合があることを紹介。

月額保育料だけで比べず、延長保育料、給食費、行事費、用品代なども含めて、毎月どのくらい必要になるかを確認しておくと安心です。

4|認可外でも、無償化の対象になる場合があります

認可外保育施設も、条件を満たす場合は幼児教育・保育の無償化の対象になります。

鹿児島市では、働く、病気、出産、家族の介護などの理由で、家庭だけで保育することが難しい状態(「保育の必要性」)があると認定された方について、3〜5歳児は月額37,000円まで、住民税非課税世帯の0〜2歳児は月額42,000円までが上限です。

ただし、上限額がそのまま全員に支給されるわけではありません。
実際に支払った利用料と上限額を比べ、低いほうの金額が対象になります。

認可外保育施設の無償化と自己負担を解説する図解。3〜5歳は月額37,000円まで、0〜2歳の住民税非課税世帯は月額42,000円までが対象で、認定、対象施設、事前申請などの確認が必要なことを紹介。

利用するには、認定を受けること、利用施設が無償化の対象であること、必要な手続きを行うことなどの条件があります。

企業主導型保育施設(国の助成を受けて会社などが運営する認可外保育施設)は、手続きの仕組みが異なるため、園や勤務先にも確認してみてくださいね。

5|保育の良し悪しは、「認可・認可外」だけでは決まりません

制度や基準の違いは大切です。
でも、それだけで園の雰囲気や保育内容まで決まるわけではありません。

同じ認可保育所でも、行事の多さ、外遊びの時間、保護者参加の機会などは園ごとに違います。
認可外保育施設にも、小規模だからこその家庭的な雰囲気や、夜間・休日保育など、独自の特徴を持つ園があります。

行事や保育内容は、認可・認可外という区分だけでは決まらないことを解説する図解。先生と子どもの関わり、園が大切にしていること、日々の過ごし方を見学で確認するポイントを紹介。

見学では、設備を見るだけでなく、先生が子どもにどう声をかけているか、子どもたちがどんな表情で過ごしているかも見てみましょう。

園が大切にしていることと、家庭が大切にしたいこと。
その重なりを探していくのが、園選びではとても大切です。

6|家庭によって、認可外が合うこともあります

認可外保育施設は、「認可に入れなかったときだけ利用する場所」ではありません。

たとえば、0〜1歳児クラスの申込みで認可保育所と併願したい方、夜間や休日の保育が必要な方、勤務先の企業主導型保育施設を利用したい方など、家庭の状況によって認可外が選択肢になることがあります。

認可保育所と認可外保育施設を家庭の状況に合わせて選ぶ考え方を紹介する図解。0〜1歳の併願、夜間・休日保育、企業主導型保育という、認可外を選ぶ家庭に多い3つの場面を説明。

大切なのは、「認可か、認可外か」だけで先に決めることではありません。

預けたい時間、通いやすさ、費用、園での過ごし方などを一つずつ比べながら、その家庭と子どもに合う場所を探してみてください。

今回のまとめ

  • 認可と認可外の違いは、まず制度上の区分

  • 認可外にも指導監督基準があり、届出や立入調査の対象

  • 保育料は、認可は市町村、認可外は各施設が決める

  • 認可外でも、条件を満たせば無償化の対象になる場合がある

  • 園の良し悪しや相性は、認可・認可外という名前だけでは決まらない

元担当者のひとこと

窓口にいたときも、「認可外は大丈夫ですか?」というご相談を何度も受けました。

不安になるのは、それぞれの違いが見えにくいからだと思います。
制度を知ったうえで、実際に見学し、気になることを園に聞いてみる。
そこまでできると、園選びの見え方はずいぶん変わりますよ!

認可・認可外という言葉だけにとらわれず、家族にとって無理なく通えて、子どもが安心して過ごせる園を探してみてくださいね。

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公式情報・確認先

制度や申込日程、施設の状況は変更される場合があります。
利用するときは、最新の公式情報と個別の案内をご確認ください。

情報確認日:2026年8月29日

この記事を書いた人

上木寿人(ほいくのひと運営)

元鹿児島市役所職員。約20年勤務し、そのうち約5年間は保育行政を担当しました。
保育園の入所事務、保活相談、不適切保育対応、保育施設との調整などに携わった経験をもとに、制度と実際の選択肢を分かりやすく整理しています。

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