CHAPTER 01
【令和9年度版】企業主導型を3歳で卒園するとき、次の保育園はどうする?【鹿児島市】
企業主導型保育園を卒園するとき、下の子の育休を続けることだけを理由に、上の子を認可保育所等へ新規で申し込むことはできません。
利用開始に合わせて復職する場合や、1号の教育利用など、考えられる方法はあります。「今の園を続けること」と「別の園へ新しく入ること」を分けて整理しましょう。
気になるところから読む
企業主導型保育園には、0〜2歳児を中心に受け入れている施設があります。
その場合、上の子は3歳児クラスへ進む前に卒園し、次に通う園を探すことになります。
ここで大切なのが、卒園するときの保護者の状況です。
下の子が生まれ、保護者が育児休業中の場合、その育休だけを理由に上の子を認可保育所等へ新しく申し込むことはできません。
「下の子を家庭で見ていても、上の子は3歳で卒園するのだから、次の保育園が必要になるのでは?」と思いますよね。
僕も、家庭の状況だけを考えると、そう感じるのはとても自然なことだと思います。
ただ、鹿児島市の制度では、育児休業中は家庭で保育できる状態として扱われます。
企業主導型保育園の卒園をきっかけに認可保育所等へ進む場合は「新規申込み」になるため、別に「保育を必要とする事由」が必要です。
つまり、
「上の子は4月から認可保育所等へ。自分はもう少し育休を続けよう」
という形では、認可保育所等への新しい申込みはできません。
窓口でも、この説明をすると「そうなんですか!」と驚かれる方が何人もいました。
知らないと戸惑いますよね。
でも、卒園までに仕組みを知っておけば、復職時期や次の園を落ち着いて考えられます。

鹿児島市の認可保育所等を利用するには、保護者全員に「保育を必要とする事由」が必要です。
就労、妊娠・出産、病気、介護、求職活動などが、その理由にあたります。
この表で、今回見てほしいのは「育児休業の間の継続利用」です。
ここでいう「継続利用」は、育休を始める前から、すでに認可保育所等へ通っていた上の子が、育休中も同じ施設へ通い続ける場合のことです。
一方、企業主導型保育園を3歳で卒園し、次に認可保育所等へ進む場合は、「継続利用」ではなく「新規申込み」になります。
新規申込みでは、育休とは別に、就労や復職予定などの「保育を必要とする事由」が必要です。
ポイントは、「いま通っている認可園を続ける」のか、「認可園へ新しく申し込む」のか。
言葉は似ていますが、ここで扱いが変わります。

鹿児島市では、認可保育所等の利用開始にあわせて育休から復職する予定があれば、育休中でも申し込むことができます。
「育休中だから、認可には申し込めない」と思っていた方には、大切なポイントです!
たとえば、上の子が3月に企業主導型保育園を卒園し、4月から認可保育所等を利用したい場合。
4月の利用開始にあわせて復職する予定であれば、「就労」の理由で申し込むことができます。
申込みの時点で、すでに復職している必要はありません。
就労証明書などで、復職予定であることを確認します。
ここで大切なのは、卒園する時期、認可を利用し始めたい月、育休から復職する時期を一緒に考えることです。
また、「認可保育所等を利用できたら育休を短縮して復職したい」という場合には、申込みの時期や扱いが異なることがあります。
復職日や希望する利用開始月が決まったら、早めに鹿児島市保育幼稚園課へ相談しておくと、いつ申し込めばよいか整理しやすくなります。

ここまで読むと、「うちはどうすればいいんだろう」と少し不安になるかもしれません。
でも、選べる道は一つではありません。
卒園後の4月に合わせて復職し、上の子の認可保育所等への申込みを進める方法です。
復職日によって申込みができる調整期が変わるため、年度の申込案内を見ながら逆算します。
教育利用とは、満3歳以上の子どもが幼稚園と同じような時間帯で通う、1号認定の利用方法です。
保護者の就労は利用条件ではありません。
預かり保育の時間や費用も確認しながら、家庭の生活に合うか見てみましょう。
施設によっては、3歳児以降も受け入れていることがあります。
対象年齢だけでなく、空き状況、利用枠、育休中の利用条件も一緒に聞いてみてください。
相談するときは、次のように伝えると状況が分かりやすくなります。
「上の子が企業主導型保育園を3歳で卒園します。そのとき下の子の育休中の予定です」
卒園時期、復職予定日、希望する施設を伝えると、家庭に合う申込み時期や選択肢を一緒に整理してもらえます。
※意外な解決方法が見つかることもあります、ぜひ相談してみてください!


3歳から先のことは、0歳や1歳で入園するときには、まだ想像しにくいですよね。
だからこそ、次の3つを早めに確認しておくと安心です。
その施設は何歳児クラスまで利用できるか
3歳以降も利用できる枠や系列園があるか
卒園時に育休中だった場合、どんな選択肢があるか
企業主導型保育園そのものを避けたほうがよい、という話ではありません。
働き方に合わせた柔軟な保育があり、家庭に合う施設もたくさんあります。
大切なのは、今の通いやすさだけでなく、卒園するときの道筋まで知ったうえで選ぶことです。
僕が窓口にいたときも、3歳以降について最初から質問する方は、それほど多くありませんでした。
見学のときに聞いておくだけで、先の見通しがぐっと立てやすくなります!

企業主導型保育園には、3歳児クラスへ進む前に卒園する施設があります
下の子の育休中という状況だけでは、上の子を認可保育所等へ新しく申し込めません
すでに認可保育所等を利用している子どもの「継続利用」と、卒園後の「新規申込み」は別です
認可保育所等へ進む場合は、復職時期に合わせて申し込みます
復職日から逆算して、該当する調整期に申込みができます
復職時期、教育利用、今の施設での継続など、選べる道があります
卒園前に、鹿児島市と利用施設へ相談しておくと安心です
「卒園するときに考えればいい」と思いやすいのですが、下の子の出産や育休が重なると、準備の時期も変わります。
まずは、今の施設が何歳まで利用できるかを確認してみてください。
そのうえで、復職の時期と次の園を一緒に考えると、わが家に合う道が見つけやすくなります。
制度の扱いや申込時期は、年度や家庭の状況によって異なる場合があります。
最新の申込案内を確認し、個別の申込みについては鹿児島市保育幼稚園課へ相談してください。
情報確認日:2026年10月20日
この記事を書いた人:上木 寿人。
元鹿児島市役所職員。約20年勤務し、うち約5年は保育行政を担当しました。
保育園の入所事務、保活相談、不適切保育対応、保育施設との調整などに携わった経験をもとに、制度と実際の選択肢を分かりやすく整理しています。
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