ほいくのひと手帖

No.20

申し込み・手続き

1号・2号・3号認定とは?年齢・利用施設・申込先の違い

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CHAPTER 01

1号・2号・3号認定とは?年齢・利用施設・申込先の違い

1号は満3歳以上の「教育利用」。2号・3号は、家庭で保育を必要とする理由がある子どもの「保育利用」です。2号と3号は、満3歳を境に分かれます。

「うちの子は何号?」。窓口でも、本当によく聞かれました。数字を覚えるより、子どもの年齢・家庭の状況・使いたい時間から考えると分かりやすくなります。

1号は保護者の就労の有無を問いません。働いている家庭でも、園の教育時間や預かり保育が生活に合えば、選択肢になります。

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1|1号・2号・3号は「年齢」と「保育の必要性」で決まります

認定を分ける基準は、大きく2つです。

子どもが満3歳以上か、満3歳未満か

仕事、病気、介護など、家庭で保育を必要とする理由があるか

この2つを組み合わせると、次のように整理できます。

認定

子どもの年齢

保育の必要性

主に利用できる施設

1号認定

満3歳以上

問わない

幼稚園、認定こども園の教育利用

2号認定

満3歳以上

あり

保育所、認定こども園の保育利用

3号認定

満3歳未満

あり

保育所、認定こども園の保育利用、小規模保育事業所など

ここでいう「保育の必要性」は、仕事をしていることだけではありません。

鹿児島市では、就労のほか、妊娠・出産、病気・障害、親族の介護・看護、災害復旧、求職活動、就学なども、保育を必要とする理由として案内されています。

つまり、覚え方はとてもシンプルです。

満3歳以上で教育利用なら1号。

保育の必要性があり、満3歳以上なら2号、満3歳未満なら3号です。

1号・2号・3号認定が、子どもの年齢と保育を必要とする理由の有無で決まることを示した早見図。1号は満3歳以上の教育利用、2号・3号は保育利用です。

また、2号・3号の認定を受けたことと、希望する保育所等へ入れることは別です。
申込者が定員を上回る場合は、鹿児島市の利用調整が行われます。

2|1号認定は、満3歳以上の「教育利用」です

1号認定の対象は、満3歳以上で、保育の必要性の認定を受けずに幼稚園や認定こども園の教育利用を希望する子どもです。

たとえば、次のような家庭が当てはまります。

子どもに幼児教育を受けさせたい

家庭で保育できる保護者がいる

※実際の登園時間や降園時間、預かり保育の有無・時間・料金は園によって異なります。
見学や申し込みの前に、希望する園へ確認しましょう。

1号認定の申し込み先

鹿児島市では、幼稚園と認定こども園の教育利用(1号)は、希望する園へ直接申し込みます。

園への入園申し込みと認定の手続きが一緒に案内される場合もあるため、まずは園へ尋ねれば大丈夫です。

1号利用は、市の利用調整ではなく、園へ直接申し込む点が2号・3号との大きな違いです。

1号認定の対象、利用施設、利用時間、申込先をまとめた図。満3歳以上の教育利用で、幼稚園や認定こども園へ直接申し込みます。

3|2号認定は、満3歳以上の「保育利用」です

2号認定の対象は、満3歳以上で、家庭で保育を必要とする理由がある子どもです。

仕事をしている家庭だけでなく、保護者の病気や介護、妊娠・出産、求職活動などで家庭での保育が難しい場合も対象になり得ます。

主に利用できる施設は、保育所と認定こども園の保育利用です。

保育時間は、家庭の状況などに応じて、次のどちらかに認定されます。

保育標準時間:1日最長11時間

保育短時間:1日最長8時間

2号認定の申し込み先

2号認定の申請と保育所等の利用申し込みを鹿児島市へ行います。

希望者が定員を上回る場合は、申込順ではなく、家庭の状況などを点数化した利用調整によって内定者が決まります。

2号認定の対象、利用施設、保育時間、申込先をまとめた図。満3歳以上で保育の必要性があり、鹿児島市への申込み後に利用調整があります。

4|3号認定は、満3歳未満の「保育利用」です

3号認定の対象は、満3歳未満で、家庭で保育を必要とする理由がある子どもです。

考え方は2号認定とほぼ同じで、違いは主に年齢です。

主に利用できる施設は、次のとおりです。

保育所

認定こども園の保育利用

小規模保育事業所などの地域型保育

保育時間は2号認定と同じく、保育標準時間または保育短時間に分かれます。

申請と利用申し込みは、鹿児島市で行います。

3号認定の対象、利用施設、保育時間、申込先をまとめた図。満3歳未満で保育の必要性があり、小規模保育事業所なども利用対象になります。

5|3歳の誕生日を迎えると、3号から2号へ変わります

3号認定の子どもが満3歳になると、認定区分は2号へ切り替わります。

この変更は市町村が行うため、通常は保護者が改めて2号認定を申請する必要はありません。
手続きは自動で行われ、市役所から通知が届きます。

ただし、ここには混同しやすい点があります。

認定区分は満3歳になると2号へ変わりますが、保育所等の年齢クラスは年度途中では変わりません。

また、保育所等の利用料が無償になるのは、3歳になった後の最初の4月1日からです。

「2号になったから、誕生日の翌月から保育料が無料になる」という意味ではないので注意しましょう。

3号認定の子どもが3歳の誕生日に2号認定へ変わり、年齢クラスと保育料無償化は次の4月1日から変わる流れを示した図です。

6|1号から2号へ変えたいときは、新しい申し込みが必要です

認定こども園では、1号認定の子どもと2号認定の子どもが同じ園に通っていることがあります。

そのため、仕事を始めたら同じ園で自動的に1号から2号へ変えられる、と思う方もいるかもしれません。

しかし、1号から2号への変更は自動ではありません。

鹿児島市では、現在利用している認定こども園で引き続き2号利用を希望する場合も、新しく保育所等の利用申し込みを行い、利用調整を受ける必要があります。

同じ園に通っていても、2号の利用枠に空きがなければ内定しない場合があります。

働き方を変える予定があるときは、次の3点を早めに確認しておくと安心です。

① 現在の園に2号の利用枠があるか

② いつまでに鹿児島市へ申し込む必要があるか

③ 2号へ変更できない場合、1号の預かり保育を利用できるか

園や窓口で、そのまま使える質問

今は1号で利用しています。
仕事を始める予定ですが、同じ園を2号で利用するには、いつまでに何を申し込めばよいですか?

1号認定から2号認定へ変更する流れを示した図。同じ園でも鹿児島市への新規申込みと利用調整が必要で、2号枠の空きも確認します。

7|迷ったら、3つを順番に確認しましょう「うちの子は何号?」と迷ったら、次の3つを順番に見ていきましょう。

① 子どもは満3歳以上か、満3歳未満か

② 家庭で保育を必要とする理由があるか

③ 幼稚園・認定こども園の教育利用と、保育所等の保育利用のどちらを希望するか

分からないときは、希望する園や鹿児島市の窓口で、次のように聞いて大丈夫です。

子どもの年齢は○歳です。
仕事などの状況は○○です。
この場合は何号認定になり、どこへ申し込めばよいですか?

制度や申し込み方法は変更されることがあります。申し込む前に、利用したい年度の鹿児島市「認可保育所等利用申込案内」と、希望する園の案内を確認しておきましょう。

元担当者のひとこと

窓口で「うちの子は何号ですか?」と聞かれることは、本当に多くありました。

数字だけを見ると難しそうですが、確認するのは、子どもの年齢、家庭で保育を必要とする理由、希望する利用方法の3つです。

分からないまま書類を選ばず、園や窓口へそのまま尋ねてみてください。
一緒に整理してもらえます。

要点3つ

  • 1号は、満3歳以上で幼稚園と同じように通う区分。

  • 2号は、満3歳以上で保育が必要な子どもの区分。

  • 3号は、満3歳未満で保育が必要な子どもの区分です。

1号は希望する園へ直接、2号・3号は鹿児島市へ申し込みます。
1号から2号への変更には、新しい申込みと利用調整が必要です。

制度や申し込み方法は変更される場合があります。
利用する年度の鹿児島市の案内と、希望する園の案内を確認してください。

関連記事

公式情報・確認先

鹿児島市「保育所等の施設の違いと認定」

鹿児島市「保育所等の申し込み方法」

こども家庭庁「認定こども園概要」

こども家庭庁「幼児教育・保育の無償化について」

情報確認日:2026年8月29日

この記事を書いた人

上木寿人(ほいくのひと運営)

元鹿児島市役所職員。約20年勤務し、そのうち約5年間は保育行政を担当しました。
保育園の入所事務、保活相談、不適切保育対応、保育施設との調整などに携わった経験をもとに、制度と実際の選択肢を分かりやすく整理しています。

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