CHAPTER 01
鹿児島市の認可保育施設には、どんな種類がありますか?
鹿児島市の認可保育施設は、主に「保育所」「認定こども園」「小規模保育事業所」の3種類です。
保育利用の申込み先は基本的に鹿児島市。ただし、認定こども園の教育利用(1号)は園へ直接申し込みます。「名前が違うと、申込みも別々?」と迷いますよね。施設名と利用方法を分けて考えると、整理しやすくなります。
気になるところから読む
鹿児島市で保育を必要とする家庭が利用する「認可保育所等」は、大きく分けると次の3種類です。
保育所
認定こども園の保育利用(2号・3号)
小規模保育事業所
名前が違うため、申し込み方も別々に見えるかもしれません。
ここが、最初に少し迷いやすいところです。
しかし、いずれも基本的には、鹿児島市へ申し込み、保育の必要性の認定を受け、利用調整を経て入所が決まる仕組みです。

申し込みのときに、制度上の区分をすべて覚えておく必要はありません。
少し安心しますよね!
希望する施設の名前を申込書に書けば、保育所、認定こども園、小規模保育を組み合わせて希望することもできます。
一方で、対象年齢、定員、運営者、3歳以降も同じ施設へ通えるかなどは施設によって異なります。
この違いを知っておくと、「何を基準に園を見ればよいか」が少しわかりやすくなります。
保育所には、鹿児島市が直接運営する市立保育園・保育所と、社会福祉法人などが運営する私立保育所があります。
鹿児島市が直接運営する市立保育園・保育所は、2026年8月時点で10施設です。
私立保育所は、社会福祉法人など、さまざまな運営者によって運営されています。
その中には、鹿児島市社会事業協会が運営する保育園もあります。
鹿児島市社会事業協会は市の外郭団体で、同協会が運営する保育園は2026年8月時点で14施設です。
制度上は私立保育所です。
ただ、元担当者として窓口や園とのやり取りをしてきた感覚では、市立保育園とよく似た雰囲気を持つ園も多いと感じていました。
「公立に近い雰囲気の園も検討したい」という方は、市立保育園だけでなく、社会事業協会の園も一緒に見てみるとよいかもしれません。

「私立の方が、保育料も高いのかな?」と思う方もいるかもしれません。
でも、公立か私立かだけで、保育料や園の良し悪しが決まるわけではありません。
認可保育所等の保育料は、基本的に鹿児島市の基準により、世帯の市民税額などをもとに決まります。
公立だから安く、私立だから高い、という仕組みではありません。
ただし、延長保育料、行事費、用品代など、保育料以外に必要な費用は園によって異なる場合があります。
また、保育方針、一日の過ごし方、行事、開所時間などにも、それぞれの園らしさがあります。
運営者の名前だけで決めず、実際の園で子どもたちがどう過ごしているかも見てみてください。
同じ「私立」でも、園の雰囲気は本当にさまざまです!
認定こども園は、幼稚園と保育所の両方の役割をあわせ持つ施設です。
同じ園の中に、教育を希望して通う子どもと、保護者の就労などにより保育を必要として通う子どもがいます。
認定区分は、主に次のように分かれます。
1号、2号、3号。
数字だけを見ると、少し分かりにくいですよね。
1号認定:満3歳以上で、教育を希望する子ども
2号認定:満3歳以上で、保育を必要とする子ども
3号認定:満3歳未満で、保育を必要とする子ども
保活で認可保育所等を探している家庭が主に利用するのは、2号認定と3号認定です。

1号認定は、基本的に認定こども園へ直接申し込みます。
一方、2号・3号認定で保育利用を希望する場合は、保育所と同じように鹿児島市へ申し込みます。
同じ認定こども園でも、認定区分によって申込先や利用時間などが変わります。
同じ園なのに申込先が違うので、ここは迷って当然です!
見学や問い合わせの際は、「保育利用の2号・3号として検討しています」と伝えると、必要な説明を受けやすくなります。
小規模保育事業所は、原則として0〜2歳児を対象に、定員19人以下で保育を行う認可事業です。
「小規模」という名前から、認可外の施設だと思ってしまう方もいるかもしれません。
でも、小規模保育事業所も、鹿児島市の認可保育所等の一つです!
申し込みは鹿児島市へ行い、利用調整や保育料の基本的な仕組みも、保育所や認定こども園の保育利用と共通しています。

人数が少ないため、子ども一人ひとりを身近に見てもらいやすい、家庭的な雰囲気を感じやすいといった特徴があります。
「小さい施設だと、できることも少ないのかな?」と気になる方もいると思います。
もちろん、施設の規模だけで保育の質が決まるわけではありません。
大きな園が合う子もいれば、少人数の環境が落ち着く子もいます。
実際の保育室や子どもたちの様子を見ながら、家庭や子どもに合うかを考えてみましょう。
小規模保育事業所を利用できるのは、原則として2歳児クラスまでです。
3歳児クラスになるときには、連携施設など、別の保育施設へ通い先が変わります。

連携先や卒園後の選択肢は、事業所によって異なります。
また、希望する地域や年度の募集状況によっては、小規模保育が選択肢を広げてくれることもあります。
ただし、必ず入りやすいとは限りません。
利用調整上の扱いや募集状況は年度によって変わるため、最新の利用申込案内も確認してください。
見学では、「3歳児クラスからは、どの施設へ進む方が多いですか?」と聞いてみてください。
少し先のことですが、申し込み前に分かっていると安心です。
ここまで、それぞれの施設の違いを見てきました。
一方で、鹿児島市の認可保育所等として、共通している部分もあります。

基本的に共通するのは、次のようなことです。
鹿児島市へ申し込むこと
保育の必要性の認定を受けること
利用調整によって入所が決まること
保育料が鹿児島市の基準をもとに決まること
一方で、園ごとに変わるのは、次のようなことです。
対象年齢と定員
運営者
保育方針と一日の過ごし方
行事の内容や保護者参加の頻度
開所時間と延長保育
保育料以外に必要な費用
3歳以降も同じ施設へ通えるか
制度上の種類は、園を探すための入口です。
でも、毎日の通いやすさや子どもの過ごし方は、同じ種類の園でも違います。
ここは、制度の一覧表だけでは分からないところです。
見学では、次のように聞いてみると、その園らしさが見えやすくなります。
「普段、子どもたちはどのように過ごしていますか?」
「延長保育の時間と、別に必要な費用を教えてください」
「保護者が参加する行事は、年間でどのくらいありますか?」
「3歳以降も同じ施設へ通えますか?」
すべてを一度に比べようとしなくても大丈夫です!
まずは、家庭にとって譲れないことを一つか二つ決めておくと、見学した園を比べやすくなります。
窓口で相談を受けていたとき、
「保育所と認定こども園を、同じ申込書に書いてよいですか?」
「小規模保育は、別に申し込むのですか?」
と聞かれることがよくありました。
鹿児島市への申し込みでは、施設の種類ごとに分けて考えるのではなく、通いたい順に希望する施設名を書くと考えて大丈夫です。
「保育所だけ」「認定こども園だけ」と分けなくても大丈夫です!
保育所、認定こども園の2号・3号、小規模保育を組み合わせて希望できます。

なお、「企業主導型保育施設」は、名前に「保育施設」と付いていますが、今回紹介した認可保育所等とは別の仕組みです。
申し込み先や保育料の決まり方も異なるため、検討するときは分けて確認してください。
鹿児島市の認可保育所等は、大きく分けると、保育所、認定こども園の保育利用、小規模保育事業所の3種類です。
保育所には公立と私立がある
認定こども園の2号・3号は鹿児島市へ申し込む
小規模保育は原則0〜2歳児、定員19人以下
申し込み、利用調整、保育料の基本的な仕組みは共通する
対象年齢、運営者、保育方針、開所時間、必要な費用などは園ごとに異なる
制度の違いを知ると、園を探すときの迷いが少し減ります。
ただ、やっぱり種類だけで園の良し悪しは決まりません。
気になる園が見つかったら、通いやすさだけでなく、子どもたちの表情や先生との関わり、一日の過ごし方も見てみてください。
「ここなら、わが家も無理なく通えそう」
そう感じられる園を探すための、最初の整理として役立ててもらえたらうれしいです。
※施設数は2026年8月時点で確認したものです。
施設の区分、募集状況、利用調整上の扱い、申込方法などは変更される場合があります。
申し込みの際は、鹿児島市の最新の利用申込案内や各施設の案内をご確認ください。
制度や申込日程、施設の状況は変更される場合があります。
利用するときは、最新の公式情報と個別の案内をご確認ください。
情報確認日:2026年8月29日
上木寿人(ほいくのひと運営)
元鹿児島市役所職員。約20年勤務し、そのうち約5年間は保育行政を担当しました。
保育園の入所事務、保活相談、不適切保育対応、保育施設との調整などに携わった経験をもとに、制度と実際の選択肢を分かりやすく整理しています。
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