CHAPTER 01
【令和9年度版】小規模保育は3歳でまた保活?卒園後を支える2つの仕組み【鹿児島市】
小規模保育は、原則0〜2歳児が対象。3歳児クラスへ進むときには、次の園を考える必要があります。
鹿児島市には、卒園後を支える「連携施設の優先枠」と「利用調整の7点加点」があります。ただし、対象条件があり、入園を保証する仕組みではありません。入園前から卒園後の道筋を聞いておきましょう。
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小規模保育事業所は、原則として0〜2歳児を対象にした、定員6〜19人の小さな保育施設です。
鹿児島市には17の小規模保育事業所があります。
少人数だからこそ、子どもの様子を丁寧に見てもらいやすい。
そんな良さを感じて選ぶ家庭も多いと思います。
一方で、3歳児クラスはありません。
2歳児クラスの年度末で卒園し、次の園へ移る必要があります。
「せっかく園に慣れたのに、また保活?」と感じますよね。
ここが、小規模保育の「3歳の壁」と呼ばれるところです。
小規模保育事業所を選ぶ、最大の壁がそこです。

鹿児島市では、小規模保育の卒園児が次の園へ進みやすいように、利用調整で配慮されています。
大きく分けると、次の2つです。
一つは、卒園後の受け皿となる「連携施設」へ申し込む場合。
もう一つは、連携施設以外の保育所や認定こども園などへ申し込む場合です。

どちらの仕組みも、4月入所分の第1期申込みが対象です。
例年は入園前年の11月ごろに受付が始まるため、卒園する年は早めに日程を確認しておきましょう。
小規模保育事業所には、卒園後の受け皿となる「連携施設」が設定されている場合があります。
鹿児島市の4月入所分の第1期利用調整では、連携施設が設けた優先的な利用枠について、ほかの申込者より先に卒園児の利用調整が行われます。

ただし、希望者が優先枠を超えた場合は、卒園児同士で利用調整が行われます。
別の連携施設を案内される場合もあります。
「連携施設があるから、必ずその園へ進める」という意味ではありません。
連携施設は、小規模保育事業所ごとに決まっています。
鹿児島市の「保育所等利用申込み案内」にある連携施設一覧表に掲載されています。
※令和9年度版では38ページです。
小規模保育を検討する段階で目を通しておくと、3歳以降の見通しが立てやすくなります。
「連携施設ではなく、家の近くの別の園へ申し込みたい」
もちろん、その選択もできます。
4月入所分の第1期(例年11月ごろから受付)に、連携施設以外の保育所や認定こども園などへ申し込む場合、小規模保育の卒園児には利用調整で7点が加算されます。
数字だけだと、少しピンと来にくいですよね。
ひとり親世帯の加算が8点なので、それに迫る点数を、就労状況などの基本点数とは別に上乗せしてもらえるということです。
担当していたときも、7点は卒園後の転園を支える大きな加点だと感じていました。

連携施設を希望したものの、優先枠で利用が決まらなかった場合も、同じように7点加点の対象です。
7点の加点は利用調整上、非常に有利になるので、とても安心できるところだと思います!
連携施設の優先枠や7点加点には、条件があります。
令和9年度の案内では、連携施設の優先枠を希望できるのは、卒園年度の10月1日時点で小規模保育事業所に在籍し、卒園まで利用する予定のお子さんです。
そして、申込みは4月入所分の第1期に行う必要があります。

年度によって申込期間や運用が変わる場合があります。実際に申し込む年は、鹿児島市「保育所等の申し込み方法」から最新の利用申込み案内を見ておきましょう。
ここは、とても大切です。
優先枠や7点加点は、転園を後押しする仕組みです。
ただし、希望園へ必ず入れる制度ではありません。

利用調整は、園の空き状況、申込者数、家庭ごとの点数などを踏まえて行われます。
希望する園の空きが少なければ、利用保留(その回では利用する園が決まらなかった状態)になることもあります。
だからこそ、連携施設だけを見るのではなく、通える範囲の保育所や認定こども園も一緒に見ておくと、選択肢を持ちやすくなります。
なお、これとは別に、年齢制限で現在の施設を利用できなくなる場合に2点が付く項目もあります。
小規模保育事業所の卒園児に付く7点とは別の扱いです。
小規模保育を見学するときは、今の保育内容や通いやすさと一緒に、連携施設がどこかを確認しておきましょう。

そして、自分の場合がどうなるか気になったら、市役所の窓口で
「小規模保育を卒園したあと、点数はどう扱われますか?」と聞いてみてください。
具体的な見通しを聞いておくと、3歳からのことも考えながら選びやすくなります!

「小規模保育はいいと思うけど、3歳でまた一からになるのが心配で」
窓口で、そう不安そうに相談される方をたくさん見てきました。もちろん、希望園への入園が保証されるわけではありません。
実際には、鹿児島市はこの転園をきちんと後押しする仕組みを用意しています。
知っているか知らないかで、安心感がまったく変わる話です。
ただし、加点があっても保留になる可能性はゼロではないので、連携施設がどこか、3歳でどんな選択肢があるかを見学時にあわせて確認しておくと、より安心して選べます。
小規模保育事業所は、原則として0〜2歳児が対象です。
3歳児クラスへ進む春には、次の園へ転園します。
でも、それだけで選択肢から外すのはもったいない!です。
鹿児島市では、連携施設の優先枠と、連携施設以外へ申し込む場合の7点加点があります。どちらも4月入所分の第1期申込みが大切です。ただし、希望園への入園を保証する制度ではありません。
連携施設や優先枠、卒園後に進むことが多い園まで確認すれば、必要以上に不安になることはありません!
制度や申込日程は変更される場合があります。
最新情報は、鹿児島市の「保育所等利用申込み案内」と、利用している施設へ確認してください。
小規模保育には、少人数だからこその良さがあります。
3歳からの進み方も知ったうえで、選択肢を考えてみてください。
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情報確認日:2026年10月20日
上木寿人(ほいくのひと運営)
元鹿児島市役所職員。約20年勤務し、そのうち約5年間は保育行政を担当しました。
保育園入所事務、保活相談、施設監査、保育施設との調整などの経験をもとに、制度だけでなく園や先生の空気が伝わる情報を届けています。
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