ほいくのひと手帖

No.28

園選び・園見学

保育園・幼稚園・認定こども園、どう違う?わが家の通い方を考えるガイド

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CHAPTER 01

保育園・幼稚園・認定こども園、どう違う?わが家の通い方を考えるガイド

園の名前だけで選ぼうとせず、「子どもの年齢」「必要な時間」「申込先」の3つで整理すると、わが家の選択肢が見えてきます。

保育園、幼稚園、認定こども園。名前は聞いたことがあっても、自分の子がどう通うのかは分かりにくいですよね。

ここでは、鹿児島市で園を探すときの入口をまとめます。どの種類が優れているかを決めるものではありません。実際の過ごし方や受入れ条件は、一つひとつの園で確認していきましょう。

1|まず「何歳から・何時まで」を考えましょう

子どもの生年月日と、送迎に必要な時間を含めて考えるのが出発点です。

仕事が終わる時刻と、園へ迎えに着く時刻は同じではありません。「朝は何時に預けたいか」「夕方は何時に迎えに行けるか」を、家族の予定に重ねてみてください。

そのうえで、候補の園に同じ質問をすると整理しやすくなります。

  • この生年月日の子は、希望する時期から利用できますか?

  • 必要な曜日・時間に利用できますか?

  • 申込みは、園と市のどちらへ、いつ行いますか?

2|主な園の種類を、同じ項目で見てみましょう

年齢と時間は大まかな目安です。受け入れる月齢、募集枠、利用できる時間帯は園ごとに確認します。

認可保育園

仕事などで家庭での保育が難しい場合に、生活と遊びを通した保育・教育を受ける施設です。

  • 年齢:0歳から就学前。受入れ開始の月齢は園によります。

  • 時間:認定に応じて最長8時間または11時間の枠。実際に必要な時間を確認します。

  • 申込先:鹿児島市。

  • 聞いておきたいこと:送迎時間、延長保育、毎日の持ち物や費用。

幼稚園

主に満3歳から就学前の子どもが教育を受ける施設です。保護者の就労は、入園の必須条件ではありません。

  • 年齢:満3歳からが基本。満3歳児の受入れや入園時期は園へ確認します。

  • 時間:教育時間は1日4時間が標準。前後に預かり保育を行う園もあります。

  • 申込先:園へ直接。

  • 聞いておきたいこと:預かり保育の時間、長期休みの対応、利用条件と費用。

「仕事をしているから幼稚園は選べない」とは限りません。預かり保育を含めた時間が、家庭の生活に合うかを確かめます。

認定こども園

幼稚園と保育園の両方の役割を持つ施設です。同じ園の中に、教育利用と保育利用という通い方があります。

  • 年齢:教育利用は満3歳から。保育利用は0歳からの園も、満3歳からの園もあります。

  • 時間:教育利用は4時間が標準。保育利用は認定に応じて最長8時間または11時間の枠。

  • 申込先:教育利用は園、保育利用は鹿児島市。

  • 聞いておきたいこと:わが家が利用できる通い方、時間、募集時期。

小規模保育施設

少人数で保育を行う施設です。就学前まで同じ施設へ通う仕組みとは異なり、卒園後の通い先も一緒に考えます。

  • 年齢:原則0〜2歳児。

  • 時間:認定に応じて最長8時間または11時間の枠。

  • 申込先:鹿児島市。

  • 聞いておきたいこと:卒園後の連携施設、進路の相談時期と手続き。

認可外保育施設・企業主導型保育施設

認可保育園とは別の制度で運営される施設です。「認可外」という名前だけで、園での関わりや家庭との相性を判断することはできません。

  • 年齢:施設ごとに異なります。

  • 時間:施設ごとに異なります。

  • 申込先:施設へ直接。

  • 聞いておきたいこと:受入れ条件、保育時間、料金、契約内容。

企業主導型には、勤務先との関係による枠や、地域の子どもが利用する枠があります。利用できる枠と、必要な認定・書類を施設へ確認してください。施設への入園申込みとは別に、市で認定の手続きが必要な場合もあります。

3|認定こども園の「1号・2号・3号」は何のこと?

園を利用するための区分の名前です。まずは「教育利用」と「保育利用」の違いが分かれば大丈夫です。

認定こども園の通い方。教育利用は満3歳からの1号で園に申込み、保育利用は保育が必要な家庭の2号・3号で鹿児島市に申し込む。

1号は満3歳以上の教育利用。保育が必要な家庭の保育利用は、満3歳以上が2号、満3歳未満が3号です。

保育が必要な理由は仕事だけではありません。妊娠・出産、病気、介護、求職活動などの状況を市が確認します。「2号はフルタイムの人だけ」と覚える必要はありません。

また、認定された8時間・11時間は、誰でも毎日その時間いっぱい預けるという意味ではありません。勤務や通勤などに必要な時間と、園の設定した時間帯を確認します。

4|名前だけでは分からないことを、園へ聞きましょう

同じ園種でも、利用できる時間、休み、費用、子どもとの関わり方は異なります。

候補の園で確認する3つ。必要な曜日と時間に通えるか、年間の費用はどのくらいか、子どもがどのように過ごし家庭と連絡を取るか。

料金は「保育料」だけでなく、給食、用品、行事、延長・預かり保育なども含めて聞くと生活を想像しやすくなります。無償化や補助には対象・条件・手続きがあるため、「無料と聞いたから費用はかからない」と決めずに確認しましょう。

園への聞き方は、たとえばこんな形です。

「子どもは○年○月生まれで、○月から、平日の○時〜○時に利用したいと考えています。この園では、どんな通い方がありますか?」

条件が合うかだけでなく、話してみて安心できたことや、もう少し聞きたいこともメモしておきましょう。

次は、見学で園の日常にふれてみましょう

ここまで読んで、園の名前と通い方を少し分けて考えられたら十分です。すべての用語を覚えてから見学する必要はありません。

③ はじめての園見学。見る・聞く5つのヒントへ →

認可施設の種類をもう少し詳しく知りたい方は、鹿児島市の認可保育施設の種類もご覧ください。

参考資料と記事について

制度・申込情報の確認日:2026年9月13日。対象は鹿児島市です。制度や日程、園ごとの受入れは変わることがあります。実際の申込みでは、希望する年度の案内と園の情報を確認してください。

この記事を書いた人

上木 寿人
元鹿児島市役所職員。約20年勤務し、うち約5年は保育行政を担当しました。子どもにも先生にも、ぴったりの園との出会いを目指して、保活と園選びを分かりやすい言葉でお伝えしています。

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