ほいくのひと手帖

No.21

鹿児島市の保活

【保存版】鹿児島市の保育園 入る人はこう決まる!

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CHAPTER 01

【保存版】鹿児島市の保育園 入る人はこう決まる!

鹿児島市では、申込みが募集人数を超えると、働き方や家庭の状況を点数にして、利用できる人を決めます。同じ受付期間内では、先着順ではありません。

「どうやって入る人が決まるんですか?」。僕が市役所で保育行政を担当していた頃も、よく聞かれた質問です。点数の仕組みから申込時期まで、気になるところから一緒に見ていきましょう。

この記事の「認可保育所等」は、認可保育園、認定こども園の保育利用、小規模保育施設など、鹿児島市へ申し込む施設を指します。

気になるところから読む

1|そもそも、入る人ってどうやって決まるの?

申込みが募集人数を超えた場合、鹿児島市が家庭の状況を点数にして、利用できる人を決めます。

鹿児島市の保育園申込みから利用内定までの7つの流れ

図の補足:図の6番「同点なら12項目を順番に確認」は、4章でくわしく説明します。

  • 申込書と証明書類をもとに、家庭の状況を確認します

  • 基本点数と調整点数を合わせ、同じ園・同じ年齢クラスの申込みの中で比べます

  • 合計点が高い家庭から調整し、同点の場合は複数の項目を順番に確認します

この仕組みを、鹿児島市では「利用調整」と呼びます。

利用調整は、鹿児島市全体の申込者を一つの順位に並べるものではありません。
基本的には、同じ園・同じ年齢クラスを希望する人の中で行われます。

利用先が内定すると、鹿児島市から「利用内定通知書」が届きます。内定後、園での面接や健康診断などを経て、正式な利用決定となります。

2|自分の点数は、どうやって決まるの?

点数は、保護者ごとの「基本点数」と、世帯の状況に応じた「調整点数」を合わせて計算します。
この合計点が、利用調整の一つの基準になります。

基本点数と調整点数を合わせて合計点を計算する仕組み

基本点数

基本点数とは、保護者ごとに、働き方や病気、介護など、子どもの保育が必要な理由を点数にしたものです。

仕事をしている場合は、「就労証明書」に記載された1か月の勤務時間によって点数が分かれます。
就労証明書とは、勤務先に働き方や勤務時間を証明してもらう書類です。

  • 月180時間以上:10点

  • 月150時間以上180時間未満:9点

  • 月120時間以上150時間未満:8点

  • 月90時間以上120時間未満:7点

  • 月60時間以上90時間未満:6点

たとえば、保護者2人がどちらも月180時間以上働いている場合、基本点数は10点+10点で20点です。

ひとり親世帯など、保護者が1人の場合は、もう1人分にあたる基本点数として10点が加えられます。

調整点数

調整点数とは、きょうだいの在園やひとり親世帯など、家庭の状況に応じて加わる点数です。

  • 母子家庭または父子家庭:8点

  • 兄弟姉妹が第1希望の保育所等に在園している:4点

  • 主に0〜2歳児を対象とする小規模保育事業所を卒園し、引き続き保育所等を希望する:7点

  • 保護者が保育士等として認可保育所等に就労または就労予定:10点

基本点数と、当てはまる調整点数を合わせたものが合計点です。

いつの状態で判断するの?

特別な決まりがある場合を除き、保育園を利用し始めたい日を基準に家庭の状況を確認します。
この日を、申込書では「利用開始希望日」と呼びます。

現在は育児休業中でも、保育園の利用開始に合わせて元の職場へ復帰する場合は、その利用開始時の状況をもとに考えます。

窓口のひとこと

迷ったときは、就労証明書を用意して、鹿児島市の窓口へ「私の場合は、どの区分になりますか」と聞いて大丈夫です。

3|その点数、誰と比べられているの?

基本的には、同じ施設の同じ年齢区分を希望する人の中で比べられます。
鹿児島市全体の申込者を、一つの順位に並べるわけではありません。

同じ保育園と同じ年齢クラスを希望する家庭で点数を比べる仕組み

「年齢区分」とは、0歳児クラス、1歳児クラスといった年齢ごとの申込みの区分です。

たとえば、A保育園の1歳児クラスを希望する家庭は、同じA保育園の1歳児クラスを希望する家庭の中で比べられます。

そのため、上の子が以前同じ点数で入れたとしても、下の子も同じ結果になるとは限りません。
年度、年齢クラス、空き状況、ほかの申込者の状況が変わるからです。

ここは大切です

点数は大切な目安ですが、それだけで結果を予測しきることはできません。
点数だけで入園が保証されるわけでもありません。
点数を確認したあとは、希望する園の空き状況や申込みの時期も一緒に見ていきましょう。

4|同じ点数の人がいたら、どうなるの?

鹿児島市の「同点者調整項目表」に沿って、調整点数の内訳、働き方、きょうだいの申込み、世帯の状況などを順番に確認します。

「同点者調整項目表」とは、同じ点数の家庭が複数あったときに、どちらを優先するか確認するための表です。

同じ点数の場合に12項目を順番に確認する流れ

12項目を覚える必要はありません。
「同点でも、その先の決め方がある」と分かれば十分です。

申込順について

申込時期も確認項目の一つですが、同じ受付期間内では、早く申し込んだ順番は結果に影響しません。

5|早く申し込むと有利になるの?

同じ受付期間内なら、早く申し込んだ順番は結果に影響しません。
希望順位を下げても、その園へ入りやすくなるわけではありません。

早く申し込んだ方が有利?

たとえば、同じ受付期間の初日に申し込んだ人と、締切日に申し込んだ人で、受付順による差はありません。

大切なのは、締切までに必要書類をそろえ、家庭の状況を正しく伝えることです。

希望順位を下げると、入りやすくなる?

鹿児島市の案内では、第1希望、第2希望といった希望順位によって、入りやすさが変わることはないとされています。

書いた希望施設のうち、希望順位が高い施設から順に利用調整が行われ、利用できる施設があれば内定します。

通いたい順番で希望施設を書くことが基本です。

6|いつ申し込めばいい?

申込みは、大きく「4月から入りたい場合」と「5月以降に入りたい場合」の2パターンです。

育児休業から職場へ戻る「復職」に合わせる場合は、通常より早く申し込めます。

4月入園・年度途中入園・育休復帰の申込み時期

言葉のメモ

「第1期」「随時期」は、どちらも鹿児島市が利用調整を行う受付時期の名前です。

第1期・第2期・第3期は、主に4月から入りたい人の受付時期です。
随時期は、5月以降に入りたい人を希望月ごとに受け付ける時期です。

4月から入園したい場合

以下は、すでに受付が終わった令和8年(2026年)4月入園の日程です。第1期で入園先が決まらなかった場合も、第2期・第3期で改めて利用調整が行われる仕組みでした。これから申し込む方は、利用したい年度の案内を確認してください。

第1期

受付:2025年11月4日〜12月10日

結果:2026年1月下旬

第2期

受付:2025年12月11日〜2026年1月30日

結果:2026年2月下旬

第3期

受付:2026年2月2日〜3月3日

結果:2026年3月中旬

日程について

令和8年度(2026年度)4月入園の日程です。
受付日は年度によって変わります。

「利用保留」とは、その回の利用調整では入園先が決まらなかった状態です。
第1期で利用保留になった場合も、第2期・第3期で改めて利用調整が行われます。

5月以降に入園したい場合

5月以降に入園したい場合は、希望する月ごとに申込みを受け付ける「随時期」の申込みになります。

通常は、利用を始めたい月の2か月前が受付期間です。
たとえば、7月から利用したい場合は5月に申し込みます。

育児休業からの復帰に合わせる場合

復職予定日から逆算し、通常より早い調整期から申し込めます。
その場合の利用開始日は、育児休業から職場へ復帰する日です。

たとえば、令和8年(2026年)7月中に復職する場合は、3月期から申し込めます。

また、4月1日から6月30日までに復職する場合は、第1期・第2期・第3期の申込み対象です。

「空きがあれば育休を短縮して復帰する」場合

就労証明書に書かれた復職予定日より前から利用したい場合は、上の育休復帰者向けの早い申込みではなく、通常の随時期の日程で申し込みます。

窓口のひとこと

育休復帰の日と、保育園を利用し始めたい日を窓口へ伝え、「私は何月期から申し込めますか」と確認すると安心です。

最新の日程を確認してください実際の受付日は年度によって変わります。申し込む前に、最新の案内で確認しておきましょう。

7|自分の点数は、どう確認するの?

「保活スタートガイド」で、鹿児島市の基準に基づく点数の目安を確認できます。

ただし、正式な点数と個別の扱いは、申込書と証明書類をもとに鹿児島市が判断します。

「保活スタートガイド」は、いくつかの質問に答えると、点数の目安、内訳、今後の流れ、必要書類の目安を確認できるサイト内の機能です。
表示される点数は、申込み前に状況を整理するための目安として使ってください。

▶ 保活スタートガイドで点数の目安を確認する

関連記事:あなたの点数は何点?「保活スタートガイド」の使い方【鹿児島市版】

元担当者のひとこと

窓口にいた頃、「うちは何点なんでしょうか」と聞かれることが本当によくありました。
点数を知ることは、見通しを立てるための一歩になります。

でも、いちばん大切なのは、申込書へ家庭の状況を正しく書き、必要な書類をそろえることです。
書き方で迷ったら、「この場合は、どの項目になりますか」と窓口で聞いて大丈夫です。

今回のまとめ

5つだけ、持って帰ってください

  • 申込みが募集人数を超えた場合は、働き方や家庭の状況を点数にして利用調整します

  • 合計点は、保護者ごとの基本点数と世帯の調整点数から決まります

  • 同じ施設・同じ年齢区分で比べ、同点の場合は複数の項目を順番に確認します

  • 同じ受付期間内なら申込順は影響せず、希望施設は通いたい順番で書きます

  • 4月入園と5月以降では申込時期が異なり、育休復帰には別の扱いがあります

点数を確認したら、通いやすさや開所時間だけでなく、実際に園を見学して、先生の表情や子どもとの関わりも見てみてください。

毎日通う場所だからこそ、ご家族とお子さんに合う園を一緒に考えていきましょう!

申込み前に確認してください

制度、点数表、申込日程は年度によって変更されることがあります。申込みの前に、利用する年度の「鹿児島市認可保育所等利用申込案内」を一緒に確認しましょう。

参考にした一次資料

制度確認日:2026年8月30日

鹿児島市 こども未来局 保育幼稚園課 電話:099-216-1258

この記事を書いた人

上木 寿人

元鹿児島市役所職員。約20年勤務し、うち約5年は保育行政を担当しました。
保育園入所事務、保活相談、施設監査、保育施設との調整などの経験をもとに、鹿児島市で初めて保活をする方にも分かる言葉で制度を解説しています。

更新日:2026年8月30日

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