ほいくのひと手帖

No.10

園選び・園見学

「自由保育の子」は小学校で本当に困るの?

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CHAPTER 01

「自由保育の子」は小学校で本当に困るの?

「自由保育だから、小学校で困る」とは一概にいえません。

自由保育の園にも、友達と話を聞いたり、一緒に生活したりする経験があります。

気になるのは、長く座れるかだけではなく、園でどんな経験を重ねているか。小学校へのつながりを、見学や先生との会話から確かめてみましょう。

小学校で使う力は長く座ることだけではありません。話を聞く、困ったときに伝える、友だちと過ごす、次の行動へ切り替える、その子なりに参加することを示した図解。

1|自由保育でも、集団で過ごす経験はありますか?

はい。自由保育を大切にする園でも、友だちと一緒に生活する場面があります。

食事、片づけ、行事、話し合いなど、集団で過ごす経験は毎日の中にあります。

多くの園は、子どもが選ぶ遊びと、クラスで行う活動を組み合わせています。

2|小学校で必要なのは、長く座れることだけですか?

いいえ。話を聞く、困ったときに伝える、友だちと過ごす、次の行動へ切り替えるなど、さまざまな力を使います。

入学前から、すべて完璧にできる必要はありません。

子どもがその子なりに参加し、困ったときに支えてもらえることが大切です。

3|年長になると、園での過ごし方はどう変わりますか?

園によっては、話を聞く時間や、友だちと一緒に取り組む活動を少しずつ増やします。

小学校との交流や、入学後の生活を知る機会を設ける園もあります。

4|園見学や就学前に、何を確認すればいいですか?

  1. 年長児が、みんなで取り組む活動はありますか?

  2. 活動に入りにくい子へ、どのように声をかけますか?

  3. 小学校との交流や、就学に向けた取組はありますか?

  4. 子どものことで心配があるとき、家庭とどのように共有しますか?

5|心配があるときは、早めに相談して大丈夫です

集団生活や発達について気になることがある場合は、園の先生や就学先へ早めに相談しましょう。

「自由保育だから大丈夫」「一斉保育だから安心」と決めつけず、わが子の今の姿を見ながら考えることが大切です。

今回のまとめ

  • 自由保育の園に通っただけで、小学校で困るとは決まりません

  • 園の名前より、集団で過ごす経験や先生の支援を確認します

  • 心配があるときは、園や就学先へ早めに相談しましょう

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情報確認日:2026年8月29日

この記事を書いた人

上木寿人(ほいくのひと運営)

元鹿児島市役所職員。約20年勤務し、そのうち約5年間は保育行政を担当しました。

保育園の入所事務、保活相談、不適切保育対応、保育施設との調整などに携わった経験をもとに、制度と実際の選択肢を分かりやすく整理しています。

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